まず、鈴木光男著『ゲーム理論入門』(初めてちゃんと買ったゲーム理論の本。古い本だが今でも結構使えるし、最近リニューアルしてる)より引用。この本では以下のような定義を紹介している。
1組のルールによってゲームとして定義された対象に関する数学の1分野
社会現象の数学的表現とその分析、あるいは単に、社会認識のための数学的理論
不確実性と利害を異にする複数主体間の相互依存関係のもとでの意思決定理論
これでわかった人はさっさと先へ進もう。以下、わからなかった人向けにもう少しくだけた表現で。
まず考えるのが「ゲーム的状況」。どんな状況?
ポイントは
ゲーム的状況をモデル化(状況の特徴を捉えて単純化すること)したものが「ゲーム」
ゲームにおいて人々がどう振る舞うか、またその結果何が起こるのかを考えるのがゲーム理論
ミクロ経済学でも消費者や生産者というように人が出てくる。じゃ、一体何が違うのか?
通常の消費者や生産者の理論(完全競争)では価格が与えられたものとして財を購入したり生産したりする。すると、
↓
相互依存がない(1つ目は市場を通じての影響がないってことで、2つ目は直接影響を及ぼすことがないってこと)
まあ、最近だと梶井・松井著『ミクロ経済学 戦略的アプローチ』のようにゲーム理論で書いてしまっている本が出てきているので、このように分けて考えなくてもよくなってきているのかな(世に出ている本の大半は違うけど)。
むちゃくちゃ詳細な年代記が、A Chronology of Game Theoryっていうページにある。
まず、大まかに分けると
また、情報の違いにより
とか
という分類もある。詳細については他のページを参照(そこまで書き上がるのはいつの日か・・・)。