気になった話/2011年版
のバックアップ(No.1)
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気になった話/2011年版
へ行く。
1 (2012-01-19 (木) 00:12:03)
2 (2012-01-19 (木) 00:12:37)
†
日銀の国債引き受けをめぐる詭弁
(2011.7.13)
内容は岩本康志氏(東大)が高橋洋一氏(嘉悦大)の日銀批判を批判したもの。高橋氏の
復興財源としては、既に今年度予算で認められている18兆円の日銀引受で対応可能だが、白川総裁は全面否定している。日銀は国会で議決したことを否定しており、越権行為である。
という言い分に対して、そ「のような発言こそ,国会無視の越権行為となる」と述べている。
「越権」とは「権限をこえて事を行うこと」(広辞苑)とある。当然、大学の教員には政府や日銀の政策を変更する権限はないし、何か変更できるわけでもない(
政策委員会の審議委員
除く)。高橋氏は日銀の発言について意見を述べただけであるから、岩本氏の言う越権「行為」というのは発言そのものを指すはずである。要するに、「日銀のやることにけちをつけてはいけない」と言いたいのだろうが、大学教員が自由に意見を述べることができなくなったら存在意義はない。もちろん、間違った意見もあるだろうが、それは議論によって淘汰されるべきであって発言そのものを封じようとするのはおかしい。日銀は実際に「国債引受」という行為が伴う中での発言であるから、大学教員の発言と比較するのが不適当だろう。しかし、言うに事欠いて大学教員が同じ大学教員の単なる意見に「越権行為」だなんて、憎しみか何かで目が曇ったとしか思えない。学者であっても、書籍や論文じゃないといい加減な文章を書くってだけかもしれないが、それにしてもひどい。自分の存在意義にもかかわることなのに。