工学部Bコース向け講義サポートページ
成績状況について(昨年度分)
レポート忘れを待っています(4年生についてはもう無理です)ので、暫定版です(大して変わらなかったのでデータは更新しません)。
- テストの受験者は72名。テスト自体の平均は64%(点数だと38点くらいなので、レポートを全部出せば78点になる)。
- 成績の内訳は、以下の通り。60点未満は17名で、うち受験者は4名。(60点未満/受験者=5.6%)。60点台は15名、70点台は26名、80点台は21名、90点以上は6名。
昨年よりレポートをちゃんと出す人が増えたようです。配点が6:4なのでレポートを提出しない場合のダメージは大きくなります。不幸にして来年も受講する人は注意しましょう。
質問コーナー
レポートで書いてもらった質問等に答える(答えてないかも)コーナーです。一般からの質問やメールでの質問に対応するものではありません。講義中に答えたものは省略します。
- 税金について聞きたい
- 制度についてなら、私に聞くより自分で調べたほうがマシだと思います。消費税率アップの効果などについてなら、異時点間の消費とか考える必要があります。2単位分の講義でゼロからはじめてそこまで到達するのは厳しいかもしれません。自分で考えるときには、基本的には講義でも話した「人は極端な消費より平均的な消費を好む」ということを押さえておけばいいかと。
- 先生と意見が異なることもあった
- 雑談についてでしょうが、内容書いてくれないとコメントしようがありません。
- 先生は消費税って上げるべきだと考えていますか?
- 少なくとも、今(2009年11月現在)増税すべきではないと思うし、将来についても疑問視しています(もちろん、将来には条件が変わりその点を考慮しない議論はおかしいでしょうから、無条件では何とも言えません)。ついでに言うと、地方分権のときに一緒に消費税は地方に渡せよとも思っています。また、「経済学者の7割「消費税上げ必要」 日経と学会が共同調査」とかいう記事が出ていますが、タイトルだけ見て鵜呑みにはしないように。「(日本経済)学会会員約3400人のうち560人から回答を得た。」とあるので、学会に所属している人だけが対象*1ですし、3400人には学者の卵その他も含まれているかもしれません*2。回答率は16%ですし、無作為抽出してるようにも見えません。また、学者がみんなマクロ経済学専門だったり税金について詳しいわけじゃありません(もちろん、私も違います)。そもそも、この議論は経済学者だけが考えればいいわけでもないでしょう。経済学者が「消費税を上げるとどうなるか」(実証と規範の話を思い出しましょう)について国民にビジョンを示して、国民全体(少なくとも政治家)がどうすべきか考えるような問題だと思います。
講義資料
経済学入門のページを参照。
私が選ん「でない」お勧め本リスト
週刊ダイヤモンドや週刊東洋経済で毎年発表されています。他の経済学者が選んだリストなので、いい本かどうかは知りません。あまり新しいと古本は難しいでしょうから、最新版以外に2008年版も貼っておきます(リンクをたどれば他の年のも見られます)。まとめてくれている人に感謝。
講義内容の補足
終わってしまった回について、言い足りなかったことを書き込みます。
ネタが生ものなため、昨年度分は削除しました。