EPS
EPSファイルについて
TeXでよく使われる図の形式にEPS(Encapsulated Post Script)がある。
Word, Excel等から変換(64bit版Windows7)
既存の方法では、AdobeのPSプリンタドライバが古いので64bit版Windowsにインストールできない。Kerosoft : Modus Operandiで紹介されているWMF2EPSを使うといい。ただし、情報が古いようで、ここを見るとWindows7用のパッチが置いてある。
インストール
- プリンタドライバのインストール
- パッチ http://www.wolf-s.homepage.t-online.de/wmf2eps/WMF2EPS.PPD-for-Win7.zip をダウンロードして解凍。Win7というフォルダができる。
- スタートメニュー-デバイスとプリンター-プリンタの追加 でローカルプリンターを追加する。
- 既存のポート(LPT1でいい)でディスク使用から先ほどのフォルダを指定すると出てくる「WMF2EPS ColorPS L2」を選んでインストール。
- できたプリンター(WMF2EPS ColorPS L2)を右クリックして、印刷設定-詳細設定-PostScriptオプション-PostScript出力オプション をEPSにする。
- WMF2EPSのインストール
- WMF2EPSを http://www.wolf-s.homepage.t-online.de/wmf2eps/download.htm からダウンロードして解凍。
- wmf2eps.exeをダブルクリックしてUNREGISTEREDとか出るが気にせずOKを押す。
- EPS-Conversion-Conversion Setupから以下のように設定。
- Auto convert: Don't show this dialog before conversionにチェックを入れる。
- Standard Pathを適当に設定(EPSファイルのできるフォルダを指定。何もしないとTempにできる)。
- PS-Printer-ChangeでWMF2EPS ColorPS L2を指定。
- File-Save Configで設定を保存。
使い方
- 作った図をコピー
- WMF2EPSでEdit-Paste-Paste EMF
- EMFファイルが出来たらConvert Graphボタンを押すと出るウインドウでOKを押せばEPSファイル(とPSファイル)ができる。
Word, Excel等から変換(32bitXPまでの古いWindowsでの方法)
仮想プリンタ
まず、Post Scriptプリンタドライバをインストールする(プリンタ自体は持ってなくても問題なし)。
をインストール。その際、ポイントは
- プリンタの接続方法」は「ローカルプリンタ」を選択
- 「ポートの設定」は「FILE」を選択
の2つ。これで「スタート」-「設定」-「プリンタ」に「Adobe PS Generic Post Script Printer」という新しいプリンタができているはず。次にプリンタドライバの設定。「Adobe PS Generic Post Script Printer」を右クリックして設定する。
- 「Post Script 出力オプション」を簡易 Post Script(EPS)に設定
- 「True Type フォントダウンロードオプション」を自動かアウトラインに設定
仮想プリンタから出力&変換
インストールした仮想プリンタで印刷するだけ。
他の画像ファイルから変換
BMP, JPEG等の場合、以下のソフトで変換する。
図の挿入
texファイルの\begin{document} の前に
\usepackage[dvips]{graphicx}
を入れておく。次に、図を挿入したい部分に
\begin{figure}[h]
\begin{center}
\end{center}
\caption{図のタイトル}
\end{figure}
とするだけ。大きさの指定には
\includegraphics[width=**cm,keepaspectratio,clip]{figure.eps}
とする。
参考