経済学入門/生産者行動と供給曲線
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開始行:
*生産者行動と供給曲線 [#g0b01313]
ここでは需要曲線の場合と同様に、生産者の行動から供給曲線...
**利潤 [#b7d91f98]
利潤=(総)収入−(総)費用
=財の価格(p)×生産量(y)−費用(C(y))
「生産者は利潤最大化を目的として行動する」と仮定する。
**生産関数 [#fc5ce4e3]
''生産関数とは生産者の持つ財を生産するための技術を表した...
y=f(x)
y:生産される財の量、x:投入量
のような形で書かれる。つまり、''どのくらいの材料でどのく...
-限界生産物:生産関数の接線の傾き。追加的に材料を1単位増...
**費用 [#a3126cd8]
-総費用:財を生産するためにかかる''最小の''材料費等の合計。
-費用関数:財の生産量に対してどれだけ総費用がかかるかを表...
wf^(-1)(y)
w:投入要素1単位あたりのコスト
のようになる。
-限界費用:財を追加的に1単位生産したときの費用の増加分。...
wf^(-1)'(y)
のようになる。
**利潤最大化の条件 [#u5f67035]
限界収入(MR)=限界費用(MC)
完全競争の場合、限界収入は財の価格に等しいため、
財の価格(p)=限界費用(MC)
これの代わりに
要素価格(w)=財の価格(p) × 限界生産物(MP) (これを「限界...
で表すことも多い。
ただし、上の条件が成り立てば生産を行う、というわけではな...
py<C(y)
であるなら生産を行わずに市場から退出した方がよい(これに...
p<C(y)/y
となる。ここで「C(y)/y」を「''平均費用''(AC)」と呼ぶ。つ...
価格<平均費用 ⇒ 生産量=0
価格≧平均費用 ⇒ 「価格=限界費用」で生産
のように生産を行う、ということになる。
**供給曲線 [#j89e3836]
限界費用(MC)は財の生産量(y)の関数なので、上の条件は価格と...
**生産要素が複数あるケース [#ra01162b]
***固定的生産要素のある場合 [#se966fae]
通常、財を生産する場合には工場や工場内部の機械設備など...
総費用(C)=可変費用(VC)+固定費用(F)
のようになる。
しかしながら、多くの生産者にとってこの分類は考えている...
-短期:固定的生産要素が(従って固定費用も)存在する
-長期:固定的生産要素が(従って固定費用も)存在しない
''注意'':「短期」「長期」という概念は具体的な期間(1ヶ月...
固定費用が存在する場合、分析はほとんど変化しない。固定...
生産量(y)=0 ⇒ 利潤=−固定費用(-F)
のようになる。よって、正の生産を行う(y>0)ための条件が
財の価格≧平均費用
から
財の価格≧可変費用÷生産量
に変化する。ここで「可変費用÷生産量」を「''平均可変費用''...
財の価格≧平均可変費用
となる。これは赤字になっても、材料費等が回収できるなら短...
***可変的生産要素も複数ある場合 [#z02f3038]
基本的には生産要素が1種類のケースと変わらない。ただし、総...
費用最小化の条件
限界生産物(MP_i)÷要素価格(w_i)が全ての生産要素について等...
全てのi,j(生産要素が複数あるのでつけた番号)について (...
これによって得られる生産要素の量は生産量に依存しているの...
''注意1'':生産要素が複数あるので生産関数もこれまでとは...
''注意2'':もちろん、利潤最大化を行っていれば同時に費用...
**まとめ [#ja47bf79]
-利潤最大化の(必要)条件
価格=限界費用
または
財の価格×限界生産物(=限界生産物価値)=要素価格
-生産量の決定(短期の場合)
価格<平均可変費用 ⇒ 生産量=0
価格≧平均可変費用 ⇒ 「価格=限界費用」で生産
-生産量の決定(長期の場合)
価格<平均費用 ⇒ 生産量=0
価格≧平均費用 ⇒ 「価格=限界費用」で生産
この条件をグラフに描いたものが個別供給曲線。個別供給曲線...
終了行:
*生産者行動と供給曲線 [#g0b01313]
ここでは需要曲線の場合と同様に、生産者の行動から供給曲線...
**利潤 [#b7d91f98]
利潤=(総)収入−(総)費用
=財の価格(p)×生産量(y)−費用(C(y))
「生産者は利潤最大化を目的として行動する」と仮定する。
**生産関数 [#fc5ce4e3]
''生産関数とは生産者の持つ財を生産するための技術を表した...
y=f(x)
y:生産される財の量、x:投入量
のような形で書かれる。つまり、''どのくらいの材料でどのく...
-限界生産物:生産関数の接線の傾き。追加的に材料を1単位増...
**費用 [#a3126cd8]
-総費用:財を生産するためにかかる''最小の''材料費等の合計。
-費用関数:財の生産量に対してどれだけ総費用がかかるかを表...
wf^(-1)(y)
w:投入要素1単位あたりのコスト
のようになる。
-限界費用:財を追加的に1単位生産したときの費用の増加分。...
wf^(-1)'(y)
のようになる。
**利潤最大化の条件 [#u5f67035]
限界収入(MR)=限界費用(MC)
完全競争の場合、限界収入は財の価格に等しいため、
財の価格(p)=限界費用(MC)
これの代わりに
要素価格(w)=財の価格(p) × 限界生産物(MP) (これを「限界...
で表すことも多い。
ただし、上の条件が成り立てば生産を行う、というわけではな...
py<C(y)
であるなら生産を行わずに市場から退出した方がよい(これに...
p<C(y)/y
となる。ここで「C(y)/y」を「''平均費用''(AC)」と呼ぶ。つ...
価格<平均費用 ⇒ 生産量=0
価格≧平均費用 ⇒ 「価格=限界費用」で生産
のように生産を行う、ということになる。
**供給曲線 [#j89e3836]
限界費用(MC)は財の生産量(y)の関数なので、上の条件は価格と...
**生産要素が複数あるケース [#ra01162b]
***固定的生産要素のある場合 [#se966fae]
通常、財を生産する場合には工場や工場内部の機械設備など...
総費用(C)=可変費用(VC)+固定費用(F)
のようになる。
しかしながら、多くの生産者にとってこの分類は考えている...
-短期:固定的生産要素が(従って固定費用も)存在する
-長期:固定的生産要素が(従って固定費用も)存在しない
''注意'':「短期」「長期」という概念は具体的な期間(1ヶ月...
固定費用が存在する場合、分析はほとんど変化しない。固定...
生産量(y)=0 ⇒ 利潤=−固定費用(-F)
のようになる。よって、正の生産を行う(y>0)ための条件が
財の価格≧平均費用
から
財の価格≧可変費用÷生産量
に変化する。ここで「可変費用÷生産量」を「''平均可変費用''...
財の価格≧平均可変費用
となる。これは赤字になっても、材料費等が回収できるなら短...
***可変的生産要素も複数ある場合 [#z02f3038]
基本的には生産要素が1種類のケースと変わらない。ただし、総...
費用最小化の条件
限界生産物(MP_i)÷要素価格(w_i)が全ての生産要素について等...
全てのi,j(生産要素が複数あるのでつけた番号)について (...
これによって得られる生産要素の量は生産量に依存しているの...
''注意1'':生産要素が複数あるので生産関数もこれまでとは...
''注意2'':もちろん、利潤最大化を行っていれば同時に費用...
**まとめ [#ja47bf79]
-利潤最大化の(必要)条件
価格=限界費用
または
財の価格×限界生産物(=限界生産物価値)=要素価格
-生産量の決定(短期の場合)
価格<平均可変費用 ⇒ 生産量=0
価格≧平均可変費用 ⇒ 「価格=限界費用」で生産
-生産量の決定(長期の場合)
価格<平均費用 ⇒ 生産量=0
価格≧平均費用 ⇒ 「価格=限界費用」で生産
この条件をグラフに描いたものが個別供給曲線。個別供給曲線...
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